サステナビリティへの取組み

サステナビリティレポート2023 PDF

サステナビリティ方針

 大和証券グループは、経営ビジョン「2030Vision」を掲げ、「貯蓄からSDGsへ」をコアコンセプトに、資金循環の仕組みづくりを通じたSDGsの達成を目指しています。

 大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社(以下「本資産運用会社」といいます。)はグループの一員として、不動産などオルタナティブ資産の運用業務にESGへの配慮を組み込み、資産運用を受託する投資法人やファンドの中長期的な価値向上に向けて、「サステナビリティ方針」を策定し、以下の取組みを推進してまいります。

環境マネジメント・環境負荷低減への取組み

省資源・省エネルギーの推進

気候変動の緩和及びネットゼロを目標とする脱炭素社会の実現に向け、温室効果ガス排出量の削減を継続的に推進します。また、自然災害に対する資産運用物件のレジリエンス強化に努めます。

循環型社会の実現への貢献

節水や廃棄物等のリデュース(抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)に取り組みます。

生物多様性への配慮と生態系保全への取組み

環境保護を視野に入れた経営を心掛け、周辺環境との調和に配慮した植栽管理を推進し、またサプライチェーン全体を含めた社会全体の環境負荷低減のため、グリーン調達の推進に努めます。

社会課題への取組み

人権の尊重

人権の尊重を基本理念とする企業文化のさらなる向上を目指し、人権教育・啓発への取組みを一段と強化していきます。

人材の育成、働きがいのある職場づくり

競争力の源泉である人材育成に注力し、研修プログラムを充実させています。特に、各種資格取得支援などプロフェッショナル人材のサポートを強化していきます。

ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン

多様な人材が活躍できる高次元のワーク・ライフ・バランスを通じて、仕事と生活の調和の取れた働き方を追求し、役職員の健康快適性に配慮しながら、男女ともに多様な働き方ができる職場環境の充実を目指します。

サプライチェーン全体の共存共栄と連携

取引先や事業者の皆様とのパートナーシップ構築により、環境・社会配慮の取組みに対する理解を深め、サプライチェーン全体の持続可能な社会実現を目指します。

ガバナンスに関する取組み

透明性・客観性の高いコーポレートガバナンス態勢の構築

法令や社内規定を厳格に遵守するとともに、利益相反の適切な管理を徹底し、投資法人やファンドの価値向上に向けたコンプライアンス体制の充実を図ります。

重要な情報の公正かつ適時・適切な開示

投資家・取引先および社会などすべてのステークホルダーの当社に対する理解を促進し、その適正な評価と信頼のために、公正かつ適時・適切な情報開示に取り組んでいます。 また、透明性・比較可能性の観点から、外部評価を活用していきます。

TCFD提言への賛同

TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)とは、G20の要請を受け、金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するために設立された国際イニシアチブです。また、TCFDコンソーシアムとは、TCFD提言へ賛同する企業や金融機関等が一体となって取組みを推進し、企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断に繋げるための取組みについて議論する目的で設立された組織です。

本資産運用会社は、気候関連課題への取組み方針・体制の明確化と取組み内容の開示拡充を推進するために、2021年12月に「気候変動・レジリエンスポリシー」を制定し、「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)」提言への賛同を表明しました。2022年1月には、国内賛同企業による組織である「TCFDコンソーシアム」に加入しています。

本資産運用会社は、気候変動が運用に大きな影響を及ぼす重要課題であると認識しており、今後、TCFD提言に基づき気候変動に関するリスクと機会の特定と分析を行い、事業活動における環境負荷削減に継続的に取組みながら、気候変動に関する情報開示を順次進めてまいります。

TCFDの詳細については、こちらをご覧ください。
TCFDコンソーシアムの詳細については、こちらをご覧ください

TCFD

TCFD

各REITの取り組み

大和証券オフィス投資法人

GRESBリアルエステート評価に参加

2012年より、GRESBの「GRESBリアルエステート評価」に参加し、「マネジメントと方針」及び「実行と計測」の両面でサステナビリティに関する高い評価を受け、初参加時より連続で“Green Star”の評価を獲得しております。

グリーンリース契約の締結

新宿マインズタワーでは、環境対策・テナント満⾜度向上施策の一環として、テナントとグリーンリース契約を締結し、テナント専有部の照明のLED化を進める取り組みを2014年より開始しました。 今後も、テナント専有部面積の大部分のスペースにおいて、照明のLED化を見込んでおります。

グリーンリース導入のメリット

テナントのメリット
  • 光熱費・メンテナンスコストの節約
  • オフィスの執務環境の改善
  • 企業の社会的責任
投資法人のメリット
  • メンテナンスコストの削減
  • 省エネ投資による物件の価値向上
  • グリーンリースフィーの受領

大和証券リビング投資法人

サスティナビリティへの取組み

2017年11月サステナビリティ推進体制規程を制定し、資産運用会社の代表取締役社長を「サステナビリティ推進に係る最高責任者」と定めるともに、「サステナビリティ執行責任者」、「サステナビリティ推進委員会」を設置しました。

GRESBリアルエステート評価に参加

2018年よりGRESBの「GRESBリアルエステート評価」に継続して参加しております。